受診したときにそけい部が膨らんでいるなら、「問診」「触診」だけで診断できます。
CT検査などの画像検査は、必要なときに行います。
逆に、そけい部が膨らんでいないときは、造影剤を用いて、エックス線で撮影する「腹腔造影検査」をすることもあります。
そけいヘルニアの治療で行う手術の内容は、はみ出した腸や粘膜を腹腔に戻して、出口の部分を塞ぎます。
手術後は、安静が必要です。
入院する期間は、1週間以上です。
また、縫合箇所が裂けてしまうことがあり、再発率はおよそ5?15%です。
現在行われている手術では、合成繊維でできた網目状のメッシュで出口を塞ぎます。
合成繊維でできた網目状のメッシュは、体内にそのまま残しても害がありません。
そして、入院する期間も短く、再発率も低いです。
20歳?30歳代の人には、メッシュを使用しないことがあります。
出口の部分で腹膜を縛って、袋状に伸びた余分の腹膜を切除すると、筋肉が自然に出口を塞ぎます。
ただし、小児とは異なり、出口を2?3針縫合して補強するのが一般的です。
手術法は、主に次の2つです。
切開法・・・そけい部をおよそ4cm切開します。
また、数cm上をおよそ3cm切開する方法もあります。
腹腔鏡法・・・へその周りにおよそ3ヵ所の小さな孔を開けて、専用の器具「腹腔鏡」などを挿入して行います。