まず、小腸や大腸の構造ですが、「腹膜」「腹壁」などに覆われています。
「腹膜」は、半透明の膜です。
「腹壁」は、いくつかの筋肉や筋肉を覆う「筋膜」などが層になっています。
そけいヘルニアが起こる原因は、まだ解明されていないことが多いです。
主に「腹壁の力が弱くなる」「腹圧がかかる」の2つの要因が考えられています。
本来は、腹壁の力で内臓は腹腔の中に納まっています。
そのため、腸などは腹壁の外へはみ出すことはありません。
しかし、加齢などでも筋肉の減少や筋膜の弾力の衰えなどから、そけい部の腹壁に弱い部分や隙間ができます。
そして、そのそけい部の腹壁に弱い部分や隙間から腸などがはみ出しやすくなります。
また、日常においても仕事などで重いものを持ったりすると圧力がかかり、さらに腸がはみ出しやすくなり、そけいヘルニアが起こりやすくなります。
大人のそけいヘルニアは、男性に多いです。
そけいヘルニアの人のおよそ80%を占めています。
普通のそけいヘルニアは、特に命にかかわるような病気ではありません。
しかし、「痛みがある」「膨らみが戻りにくい」などの症状があるときは、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
また、気になる場合も外科にかかるとよいと思います。